語学の勉強をされてる方は多いですが、話せるようにならないといった悩みを抱える人って特に日本人には多いようです。
英語とロシア語の学習を継続している僕自身も以前はそうでした^^;
悩むというと大袈裟かもしれませんが、次のような経験が僕にも以前はよくありました。
たとえば、
●「発音に自信ないし、間違いそうで、なかなか口を開けない…」
●「通じなかったらどうしよう…」
といった時です。
あなたにも心当たりありませんか?
もし心当たりがあるようなら、
それって「緊張」や「不安」によるマインドブロックが原因かもしれませんよ?
今回から二回にわたって、話せるようになるためのマインドセット方法とマインドブロック解除法についてご紹介したいと思います!
前編の今回は「話せるようになるためのマインドセット法5選」です!
これを読めば、あなたもきっと話すことに対して気が楽になり、会話を楽しむ余裕が生まれますよ!^^
実は勉強するほど話せない? でも、これで話せない恐怖からおさらば! 恐れず話すためのマインドセット法5選
1:話せるようになりたいなら、語学は勉強しちゃダメ~
もしあなたがスピーキングを会得したいなら、
勉強してはいけません。
矛盾するようですが、
スピーキングとリスニングは、「勉強する」というより、「訓練(トレーニング)する」という感覚でいる方が上達するのです。
基礎勉強(発音の仕方の基本を押さえることは必須です。)を終え、
教科書を口に出して一通り問題なく読めるようになったならば、
教科書はもう閉じちゃってください。
いつまでも教科書とにらめっこしていても話せるようには決してならないからです。
よくカフェとかで英語学習本を眺めているだけの人がいますが、
もちろんライティングやリーディングを学ぶ分には悪くないでしょう。
でもこの方法はスピーキングの上達には費用対効果が悪すぎます。
大事なことなのでもう一度言いますね(笑)
話せるようになりたいのなら、受験勉強のような勉強を決しししてはいけません。
大抵の日本人は真面目な方が多いので、教材を買ってきて、本で勉強しようとしますが、
アルファベットと基本的な文法がわかれば、あとは話し始めなければいけません!
英語でいうなら、「I'm 〇〇」「You are 〇〇」という基本的な構文が理解できたなら、すぐに口に出し始めるのです!
たとえば、食べる(Eat)という動詞ならば、
I eat,You eat,He eats,She eats,We eat,You eat,They eatのように変化しますよね。
「主語」
●一人称(単数 I、複数 We)
●二人称(英語の場合は複数も単数も同じYou)
●三人称(単数He,She 複数They)
に続く「動詞」(この場合はeat)の変化などを、身体に染み込むまで繰り返します。
それから5W1Hの疑問文を作り、何度も自問自答するのです。
「What do you eat? 」ー「 I eat〇〇.」
「Where do you eat 〇〇? ー「I eat 〇〇 at home.」 ってな感じで。
実際の会話では省いたり言わない表現もあるでしょう。
あくまで動詞や文型を身体に染み込ませるトレーニングですから。
「What did you eat?」
「I ate 〇〇」
と、スラスラ疑問文と答えが出てくるまでやってください。
オートマチックにまで高めてください。
最初はメンドクサイかもしれないですが、慣れてくると、考えるより先に文型が口に出てくるようになりますよ^^
それからは、もう実践あるのみです。
語学学校に通ってもいいですし、オンラインでもアプリでもいいです。
モチベーション維持に効果的なのは、外国人(あなたが学ぶ言語のネイティブスピーカーがベター)の友達か恋人を作ることです。
ただし
外国人の友達や恋人は、「プロの語学教師ではない」ということは常に頭に入れておきましょう(笑)
身近に話す環境(できれば楽しく会話できる相手なり環境)をすぐにつくる方が挫折もしづらいですし、自然とモチベーションも上がります。
自然と話すことへのハードルも低くなり気が楽になりますよ!^^
2:話せない人ほど話そうとしていない(たとえ教科書を見ているときでも黙っていてはいけない)
よく外国人との交流会やパーティーみたいなイベントに足を運ぶと、
「英語を話せるようになりたいから参加したんだけど、なかなか話せなくって…」っていう人に会います。
その人を観察していると…(←僕は、人間観察が好きなんです(笑))
話せない人というのは、話そうとは頑張っているのでしょうが、結局、英語で話しかけられても、黙っているだけだったり、相槌を打っているだけだったりします。
もったいない!!
もちろん、その人の性格もあるのでしょう。
奥手な人や口数のもともと少ない人もいるのはわかります。
でも、少し考えてみてください。
せっかく、話せるような環境の中にいるのに、話さないでいるのはもったいなくないですか?
僕なら、すごい美女に逆ナン?されて「仲良くなりましょう」って言われているのに、その機会を自ら逃すようなもんだ!くらいに思ってしまいます…(←物の例えがよろしくないか(笑))
話せる機会があったら、まずは挨拶から、一言でも二言でも話してみましょう!
すべては、話して、話して、話しまくることです。
話すにしても支離滅裂ではいけませんし、
相手の話すことにも耳を傾けていなければいけませんが、
「うまく言おう!間違いなく言おう!」だなんて思う必要は1ミリとてありませんよ!
とにかく相手の話に反応し、浮かんだ言葉を発するのです!
すると、あら不思議!(笑)
それまで話すことも怖かった自分はどこへやら?
自分、楽しめてんじゃん!?ってなりますから(笑)
騙されたと思って、まずはぜひ上記のように行動してみてください。
怖いと思う暇もないくらいに、行動するのです。
3:話せる自分をしっかりイメージできてる? モノマネが手っ取り早い!
もし、あなたがまだ会話のできる段階にない初歩の段階だったとします。
英語なら、英語をスラスラ話している自分を想像できますか?
英語を話すモノマネ(厚切りジェイソンさんのモノマネでもOKです笑)でもいいんです。
英語(らしいもの)を話すフリをしてでも、自分をイメージするのです。
恥ずかしいようなら、隠れてやっても、口マネだけで構いませんので、ぜひやってみるのをオススメします。
きっと身振り手振り、口振りまでが、イングリッシュスピーカーのそれになってくるはずです
(↑これこそが、後述する言語空間へ入るカギになるんです!)
英語を話す自分だなんて、滑稽に思われるかもしれませんが、それでもな~んとなく楽しく想像できてきませんか?
まずは何よりも、話すのって楽しそうだなと思ってください^^
一方、
もし、あなたが英語に関するある程度の知識があるとして、
英語のテキストを読んでいる時でもいいのですが、
テキストの内容を誰かに話している自分をイメージしてみることはすごく有効だったりしますよ!
僕は学習言語での話し相手のない時は、テキストを声に出して読んだ後、そのテキストの内容を誰かに説明してあげるつもりで一人で会話したりします。
まさに一人演劇です(笑)
もちろん、これもネイティブスピーカーのような口振り、身振り手振りを意識しながらですよ^^
側からみたら、「二重人格?」って思われるかもしれないですね(笑)
でも、こうした訓練(トレーニング)を積むことで、結果的に会話のシミレーションになるので、
話すことへの恐怖は薄らぎますし、自信もついてくるので、周囲にはオススメしています。
4:言語(英語)空間へ入るカギを常に用意する
言語空間とは、少し抽象的な概念ではあるのですが、特定の言語(この場合は英語)で意思疎通されている空間のことです。
ある言語をツールとする空間とでも言いましょうか。
たとえば、
僕が仲間と日本人同士で飲んでいたとしますよね。
そこにロシア人の友達と遭遇したとしましょう。
すると、僕と彼は「ロシア語」で会話を始めます。
その時、僕は「日本語」という言語空間から「ロシア語」という言語空間に入っているわけです。
もちろん、僕の頭の中では「トランスポート」してる意識はあまりないんですよね。
ほとんど無意識のうちです。
なぜかというと、
それくらいに「ロシア語」で話すことが僕にとっては「自然」なことになったからです。
オートマチックな状態です。
そうでなければ、ラジオで周波数を合わせるような感覚でしょうか。
もっと身近にわかりやすい例があります。
「方言」が正にそれですね。
青森出身の知人がいるのですが、
彼が僕と話す時は、
いわゆる「標準語」です。
でも彼が青森へ帰郷した際、もしくは同郷人と会話する時はどうでしょう?
その土地の言葉で話すのではないでしょうか?
言語空間とは、そんな言語の通じ合う空間のことを言います。
皆さん、意識していないだけで、実は違う言語空間に入るのには、キー(鍵)がいるんです。
前項で、英語を話している自分をイメージすることが大事であることを説きました。
なぜ大事なのかというと、英語を話している自分をイメージするっことこそが、言語空間に入るためにはキー(鍵)になるからです。
そして、「英語話者のマネをしてみる」ことも勧めましたよね、モノマネをすることで、あなたは「英語話者に成りきる」のです。
つまり
モノマネ=英語を話す自分になるキー(鍵)になるのです。
もちろん、補足として付け加えれば、
あたりまえですが、「英語を話す自分」も「日本語を話す自分」も同じ「自分」です(笑)
よく外国語で話している時に「違った自分」になったように感じるのは、言語空間が変わり、ジェスチャーや表情の作り方まで変わってくるせいでしょう。
5:「緊張」と「不安」こそが会話上達の最大の敵であることを知る!
ほとんどの人が「話せない」、「話すのがこわい」と思ってしまう最大の原因といっていいのが、「緊張」と「不安」です。
試しに、大事な面接や口頭試験の前の自分を想像してみてください。
「もし落ちたらどうしよう」という不安と緊張で頭が真っ白になってしまった経験をされた方は少なくないはずです。
規模は違うかもしれませんが、話す上でも似たような感情に襲われたりします。
そして、「緊張や「不安」が原因で、もともと備わる能力が発揮できなかったりするわけです。
本来できるはずのパフォーマンスができなくなってしまうんですね^^;
一度そういった経験を人はすると、次回から話すのが怖くなってきます。
「ああ、また失敗したら…」って思うようになってしまうんですね。
冒頭にも挙げました、
●「アレ、なんて言うんだっけ…あんなに勉強したのに、なかなか出てこない…」
●「発音に自信ないし、間違いそうで、なかなか口を開けない…」
●「通じなかったらどうしよう…」
といった不安の底をさまようことになってしまうんです。
まさに、負のスパイラル^^;;
断ち切らないといけません。
でないと、そのうち本当に話せなくなります。
なので、何がなんでも話さなければなりません。
とはいえ、不安は挙げたらキリがないくらいで、会話をする上でも相手や時と場合によっては、緊張と不安のオンパレードだったりします。
なぜなら人は基本的には「理解されたい」と思う生き物で、「正しく理解されなかったらイヤだな」と思うものだからです。
ではどうやって断ち切ったらいいのか?というお話を次回の記事でしていきますので、お見逃しなく^^
今回のまとめ+α
最後に今回の記事で特に大事な点を3つ振り返っておきましょう!
●話せるようになりたいなら、「勉強する」のではなく「訓練(トレーニング)するという認識でいる。
●「英語を話している自分」をイメージ(モノマネしてもいい)し、英語の言語空間に入るキー(鍵)を手に入れる
●ある程度基礎を学んだら、あとはひたすら実践あるのみ!とにかく話してなんぼ。※最重要:不安や緊張の種になるから、うまく話そうとか、間違いなく話そうとかは1ミリたりとも思ってはいけません!
次回は、緊張や不安を克服するために役立つ、マインドブロック解除法についての記事をお届けいたしますので、今回とセットでお見逃しなく!
皆さんが恐れず話す勇気を持てて、会話を楽しめるようになれることを願っておりますm(_ _)m
また次回!Ciao~!^^/