こんにちは!月見タカです。
「外国語を話せるようになりたいな…」、「会話力をもっと上げたい」と、ただ思っていただけで実際は教本ばかり眺めていた僕が、「話せるようになるのって、そんなに悩むことないんじゃない?」って思えるなるまでには、いくつかの「気づき」の瞬間が何度かありました。
今回は会話力が上達するポイントについてお話します。
これまでにも、「英語を話せるようになるためのマインドセット」や「マインドブロック解除法」についてお話しきましたので、まだ記事を読まれていない方はぜひ読んでみてください!)
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1:語学とはスポーツだと思えばいいんだな!
「話せる」ようになった今思うのは、
語学とは、感覚的にいえば筋トレやスポーツに近いということです。
確かに学びはじめの時期は、ある程度の知識を得る必要がありますが、
あとは、単純な訓練(トレーニング)と反復です。
頭で覚えるのでなく、使い実践することによって体に染み込ませる作業が一番効果的だということです。
スポーツを連想してみてください。
たとえば、野球であれば、ピッチングやバッティングの前に、ルールを知らなければいけないのと同じで、
言語を学ぶにも、ある程度の規則(アルファベット、発音、文法の基礎など)を知らなければいけません。
それからは訓練し、試合を重ね、場数を踏んでいくだけなのです。
野球でいえば、かのイチローさんも毎日コツコツたんたんと基礎練習を積み重ねた結果が、皆さんもご存知の通りの結果(輝かしい成功)に結びついたことを何度も説いてらっしゃいます。
「できる」・「できない」、「成功」・「失敗」を分けるのは、日々の地道な基礎練習をどれだけ積み上げられたか。
さらにいえば、「どれだけ継続できるか?」だと僕は信じています。
かのイチローさんにもう一度ご登場いただくと、
「自分ができる精一杯をやる。一日一日精一杯やる。それができるモチベーションや動機を大事にしながら」というようなことをある番組内で語っているのを見ました。
その時、僕は心底、「語学にしても同じことだ」と思いました。
ただ、「言うは易し、行うは難し」が世の常ですよね?
もちろん簡単なくらいなら、みんながみんな、どの分野でもイチローさんのようになっているはずですから、イチローさんは珍しくもなんともないはずです(笑)
僕も昔は頭ではわかっていても、「成功者=ペラペラ話せる人」を見ながら、
「僕もできたらなぁ…」と思いつつ、
いざ勉強しはじめたはいいけど、すぐ壁にぶちあたっては、
「やっぱり自分は英語ができないし、俺には向いてないのかな」
「いつまでたってもできるようにならない」
と途中で挫折してしまうのでした…。
ここまで経験をされた方は多いのではないでしょうか?
そこで、挫折して、やめてしまった人はそれまでです。
でも、自分はとりあえず続けてみたんですね。
確かに苦しくなかったと言えば嘘になるでしょう。
でも、どこまでいけるかわからないけど、とりあえず「下手なりにできるところからでいい」「ムリのない範囲でいい」と自分に言い聞かせながらも、続けてみたんです。
行けるとこまで行ってみようと。
それからは少し気が楽になりましたし、上達するスピードも早くなりました。
2:そうだ!僕はまだ5歳になったばかりなんだ!最初はみんな赤ちゃん
某テレビ番組で人気のチコちゃん5歳ではありませんが(笑)
海外に行った当初は、頭ではわかっているのに、いざという時に限って、うまく話せない自分に僕はイライラしていました。
あまりの通じなさに落胆、話すことに恐怖すら感じていました。
今思うと、完璧なマインドブロック(不安や怖れから自分で自分の可能性に制限をかけてしまうこと。いわばリミッター)で、外に出て外国人と会話する気もなくなっていまいました。
「あんなに勉強したのに、まるで相手(ネイティブスピーカー)の言っていることがわからない、(あるいは、)話したことが通じない…!」
こうしたネガティブな感情を引きずってスランプに落ちてしまっていました。
そして、『すぐに話せる〇〇』みたいな語学教材に向かって、「まったく話せるようにならねーじゃねーか!」なんてアタってみたりして(笑)
でもそれからしばらくして、偉そうにもこんなことを思ったんですよ。
「受験や資格勉強ならいざ知らず、そもそも語学って教科書と長くにらめっこするもんじゃなくね?」って(笑)
その時、僕の頭の中にはなぜだか赤ちゃんの映像が浮かんできました。
皆さんも僕も、あたりまえですが、誰しも赤ちゃんの時がありました(笑)
どうやって日本語覚えました?
当時から教材で勉強してましたか?
してないですよね(笑)
確かに読み書きにはある程度の勉強が必要になりますが、日常会話を聞いたり話したりする分には、小さな子供であっても不自由していないはずです。
どうやって聞けるようになり、話せるようになったんでしょうか?
親であったり周囲の人たちの話を見聞きしてですよね。
子供の頃に、あなたは、自分が話す日本語に間違いがあったからといって、
周囲の大人が、「お前の日本語はおかしい!間違ってる! もう一度、文法から出直してこい!」だなんて言われなかったはずなんです。
ここで、
赤ちゃんがどのようにして話すことを身につけたかをまとめてみると、だいたい以下のようになります。
ご自身の子供の頃を振り返ってみてください。
皆さんもきっとそうやって成長してきているはずなのです。
なのに、なんで大人になり、外国語を「話せない」ことにこんなにも悩み、コンプレックスを抱えるまでになってしまうのか?
子供でも話せてるのに…大人になった自分がこんなに話せないのはなぜだろう?
それは「間違えを恐れるからだ」と、僕は気づきました。
人に間違いを笑われるのがこわいから、恥ずかしいから。
こう僕は、思ったわけです。
個人的には学校の勉強や○か×かで判断される教育制度だったりが、間違えることに対する恐れを抱かせる原因になっているかとも思われます。
教育制度のせいにしているようでそれこそ恐縮ですが(笑)
とにかく
大人になるに従い、「間違えること」への恐れが増幅していたことは、間違いないですよね(笑)
引き続き話せない理由を考えました。
そして、簡単なことに気づきました。
本当に簡単なことなんです。
「〇〇語が話せない?」
ー「そもそも話してますか?」
ー「圧倒的に話す量が少ないんじゃないんじゃないですか?」
そうです。
僕は間違いを恐れるあまりに、「話していないから、話せない」状態になっていました。
「文法がわからない」、「発音できない」が問題ではなかったのです。
↑
わかるのに話せないのは、ただ単に話す訓練(トレーニング)を積んでいないから。
ただそれだけなのに、「話せるようになる方法」にばかりにこだわって、実際は参考書を黙って見つめているだけなのでした(恥)
僕の顔には笑顔が浮かんで、心も軽くなるようでした。
●(なーんだ、僕は別に間違えたからといって、これで試験で落第をするわけでもないんだから、恐れる必要なんかないんじゃないか?)
●(確かに恥ずかしい思いはするかもしれないけど、次回間違えるより、今回間違えといた方が得だ!)
●(とりあえず話しちゃえばいいんだよ。話しちゃえば!話しちゃえ、話しちゃえ!)
↑
のような心の声が聞こえてきたわけです(笑)
自尊心を捨てた!とまではいきませんでしたが、間違えることの恐怖≒話すことへの恐怖となっていることに気づけたのは、小心者だった当時の僕にとっては大きな収穫でした。
それ以後はだいぶ楽になりました。
いつからか、「思いっきり間違えて、レディーから笑われてウケてやろう」とさえ思えるようになったのです(笑)
それが僕の海外でのモテ期につながる転機ともなったことは言うを待ちません(笑)
なぜか?
一言で言うなら、フラれることさえもさほど恐れなくなったからでした(笑)
恐れていては前に進めません。
嫌われたり、「お前の言ってることわかんない」と言われるのが、こわくないのか?といったら、そりゃこわいですよ(笑)
でも恐れない。
恐れたら、本当にこわくなってしまうから。
ほんとただそれだけのことなのです。
3:外国人と付き合うのが一番の近道!が本当だった件
結論から言うと、外国人の恋人やパートナーを持つのは正直、一番!ってくらいに有効です!
なぜなら、効果的でないはずがないからです(笑)
ただし、注意していただきたいのが、相手がネイティブである言語を学ぶ場合の方がいいということです。
ここでまた僕の経験を少し語るなら、僕はロシアにいた頃に縁あって、ある時期にイタリア人の女性とお付き合いした経験があります。
僕と彼女とのコミュニケーションツールはイタリア語でも日本語でも、さらには英語でもなく、主にロシア語でした(笑)
ただ、当時の僕は、すでにロシア語で日常会話を交わすにはもうほとんど不便を感じないくらいではあったのですが、イタリア人の彼女のロシア語はまだそのレベルにありませんでした。
ロシア語で理解するのにレベルの差があったんですね。意思疎通には特に問題ありませんでしたが、やはり深い会話をするのが難しかったです。
外国人と長くお付き合いされた方は、経験があるかもしれませんが、お互いを深く知るには、それなりに言葉の壁だけでない、もっと深い抽象的な概念であったり、モノの考えを伝える必要が出てくるんです。
それくらいに相手を好きになればなるほど、お互いをより深く知りたくなるのは自然だからでしょう。
言語の壁だけでない不便もアモーレ(愛)があれば何とかなってしまうのも事実かもしれません。
僕もイタリア語を勉強したり、相手の理解に寄り添うように努めましたが、恋は残念ながら散ってしまいました。
イタリアーナとの甘い恋は終わってしまいましたが、言葉の壁だけでない文化の違いを越えることの簡単なようで実は、並大抵のことではない!ことを身をもって体験することができました。
今思い返せば、ほんといい思い出と勉強になりましたね(笑)
話を元に戻しますと、
パートナーが外国人であっても、日本語で話してばかりいては当然いけませんよ(笑)←逆に言えば、外国人女性と付き合いたいだけなら、ぶっちゃけ日本語ができる相手を見つける方が早いかもしれませんね(笑)
ただし、経験者として断言しますが、外国人のパートナーと末長くお付き合いしたいなら、言語のストレスは少ないに越したことはありません。
特に日本人男性の方は、相手の女性の言葉を少しでも理解するように努めるだけで、男として見直されますよ!^^
外国人のパートナーと付き合うようになって、一緒に暮らすようになると、それこそ言語漬けになるわけですから、日常会話には事欠かなくなるのは時間の問題です。
注意点を挙げるとすれば、パートナーの口癖であったり言い回しが伝染してしまう!ってこと(笑)
よく外国人男性の中で、きっと奥様が日本人の方なのでしょう。日本語の話し方が、ところどころ奥様言葉みたいになっちゃってる人もいたりします(笑)
悪いことではありませんが、一緒にいる人の影響ってデカいんだな~って思いつつ、僕もきっと外国語を話す際には他人のこと言えませんね(笑)
別に話せるようになるんだったらいいじゃない?って思われるかもしれませんが、話し方は一緒にいる人からの影響がかなり大きいのです。
なので、親しい仲間内だけで話してばかりいると、どうしても言葉遣いが粗雑になってしまったり、スラングばかりが身についてしまったりします。
スラングも知っておく分には悪くないですが、出来るだけ言葉遣いに品があり、教養のある人とお話しすると言語的にはいい影響を受けられるかもしれませんね。
今回のまとめ+α
最後に今回の記事の重要な点を3つだけ、さらっておきましょう。
●語学とはスポーツだと思っちゃえ(元プロ野球選手はイチローさんを見習い、日々の基礎トレーニングを決しておろそかにしない!)
●その言語を学んだ歳があなたの年齢だと思えばいい(3年学んだなら、まだ3歳なんだから、話せないことがたくさんあって当たり前さ!くらいにポジティブにとらえましょう)
●アモーレ(恋愛)は語学にはほんとに効く~(でも言語学的には注意も必要だよ)
ってお話でした。
今回は、ほとんど個人の経験談みたいになってしまいましたが、それでも語学上達のためのヒントや何か盗めるところが見つかったなら僕としては幸いです。
ご精読ありがとうございましたm(_ _)m
P.S.外国人との付き合い方のヒントも今後ぼちぼち出していきますので、乞うご期待あれ。それではCiao~^^/